2001年5月7日
小泉純一郎内閣総理大臣の所信表明演説の締めくくりとして「米百俵の精神」の故事を引用した。
明治初期、きびしい窮乏の中にあった長岡藩に救援のための米百俵が届けられました。当座をしのぐ為に使ったのでは数日でなくなってしまいます。
しかし、当時の指導者は、百俵を千俵、万俵としていかすため、明日の人づくりのための学校の設立資金に使いました。
その結果、設立された国漢学校は、後に多くの人材を育て上げることになったのです。
今の痛みに耐えて、明日をよくしようという「米百俵の精神」こそ、改革を進めようとする今日の我々には必要ではないでしょうか。
新世紀を迎え、日本が希望に満ち溢れた未来を創造できるか否かは、国民一人ひとりの、改革に立ち向かう志と決意にかかっています。